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コミュニティカルアプローチ

新しい言語を習得するためには必ず、話してみて、聞いてみて、する必要があります。

新しい言語を教えるためにTESOL(Teachers of English to Speakers of Other Languages)の資格を取ったのですが、その中でとても役に立った(立っている)方法が、コミュニティカルアプローチです。

これは、大勢の人がいるとできるのですが、幾つかの質問をつかってインタビューし合う方法です。

私がタイ語を学ぶときにも使いましたし、日本語をタイ人に教えるためにも使いました。

とにかく、この方法を行ったあとは、使ったフレーズはその場で暗記できてしまいます。

すごい!

日本語を教えるために作った資料です↓

PDFダウンロード→コミュニティカルアプローチ

エクセルファイルダウンロード→コミュニティカルアプローチ

タイ語入力

タイ語の入力はいつまでたっても大変な作業です。まず、キーボードが違うので、シールを貼ったり、USB接続でタイ語キーボードを接続して打ったり。

でも、タイ語のスペルを確認しながらタイピングするのがまた一苦労。肩が凝ります。

そこで、わたしが使っているのがGoogle日本語入力。もちろん他の入力ソフトでもぜんぜん大丈夫だと思います。ATOKでもMS-IMEでも。

とにかく、日タイ辞書情報を単語登録してしまいます。

例えば、

「じどうしゃ」

と打つと

「รถ」

と変換されるようにしておきます。

細かい変換結果の修正は必要ですが、大体の言葉は出てくるので、飛躍的にタイ語入力が速く簡単になります。

たまにタイ人とチャットしたりするのですが、タイ人も驚くほどのスピードで入力できていくのでとても便利です。

ちなみになぜGoogle日本語入力を使っているかというと、最新の開発版で、辞書登録した情報がクラウドで他の環境でも同期されるようになったからです。これはありがたい!

ただひとつ問題が・・・同期できる単語数が一万単語だけなんです。一万あれば十分と思われるかもしれませんが、わたしの辞書は三万を超えているので、ローカルの辞書とクラウドの辞書を混在させています。すべての辞書をクラウド出来れば文句ないのですが・・・。

タイ語声調規則表

タイ語学習に書記に必ずぶつかるのがタイ文字と声調です。

タイ文字はひたすら暗記ですが、声調はなんだか意味が分からないという方も多いはず。
辞書や参考書を見てもイマイチ良い表が無いので自分で作ってみました。結構使えると思います。
PDFダウンロード→タイ語声調表(A4横)

ให้の用法

タイ語のハイの用法って、いつまでたっても難しいですね。

小さい時からタイにいてタイ語が流暢な日本人の友人が、「ハイの使い方がわからない?なんで?」と言っていた。へこむ・・・。

聞いてみると、彼にとって「ハイ」は、色々な使い道がある一つの単語ではなく、たまたま発音が同じ全く別の単語、と認識しているよう。この説明は私にとってひとつのブレイクスルーだった。タイ語も、最初に音があって、そこに文字を当てた言語だから、全く異なる意味の単語だが、たまたま発音が同じだったので、書き方も一緒になってしまった、ということだ。だから、一つの「ハイ」という単語が、色々意味を変化させている、と考えるとややこしくなってしまうのだ。

なるほど、と思い考えなおしてみると、確かにその説明は的を射ていると思う。

でも、ややこしいのは事実。以下は私にとって一番役に立っている「ハイ」の説明です。

①1,与える、あげる、やる、渡す 2,もらう 3,くれる

A.〜をあげる [ 『 ให้ + 与える物 』 の型で ]

ให้อาหารสัตว์ 餌をやる

ให้คะแนน 点数を与える

ให้ของขวัญ プレゼントをあげる

ให้โอกาศ 機会を与える

B.(人)に(〜)をあげる 『 ให้ + (〜) + (แก่/กับ) + (人) 』 の型で使う。

また、แก่/กับは省略されることも多い。

ให้ใคร 誰にあげますか

ให้เขา 彼にあげます

ให้อันนี้(แก่)ใคร これを誰にあげますか

ให้ของขวัญ(แก่)เขา 彼にプレゼントをあげる

注 ] 物・行為の受け渡しに関するให้の訳し方

ให้を使って物や行為の受け渡しを表現する場合、タイ語では [ 『 与える人 』 + ให้ + 『 受ける人 』 ] として1つの構文で表わす。しかし、これを日本語に訳す場合は状況によって違った訳し方が必要になってくる。次の例文を参照。

พี่สาวให้ของขวัญผม

これは 『 姉 』 から 『 私 』 にプレゼントが渡されたことを表わす。この状況を日本語で表現する場合、 『 姉は私にプレゼントをくれた 』 とも表現するが 『 私は姉にプレゼントをもらった 』 とも表現する。また、私の知らない山田さんという人がプレゼントを受け取った場合なら、 『 姉は山田さんにプレゼントをあげた 』 と表現する。

このように日本語では [ 与える人 ] から [ 受け取る人 ] に物が渡った場合、誰を中心に表現するか、話者・与える人・受け取る人の人間関係などによって 『 くれる 』 『 もらう 』 『 あげる 』 といった違った動詞を使って表現する。

従って、ให้は必ずしも 『 あげる 』 や 『 やる 』 とだけ訳すのではなく、その状況によって 『 もらう 』 や 『 くれる 』 等の訳が必要になってくる。下記②の 『 〜してあげる 』 『 〜してもらう 』 『 〜してくれる 』 についても同様に考える。

②〜のために [ 〜に ] (動詞の行為を)してあげる、してもらう、してくれる

『 動詞 + …ให้ + 〜 』 の型で使う。上記①の注 ] も参照。

ให้以下がない例文では、誰のためにするのか分からないが、状況により 『 私のために 』 『 誰か第三者のために 』 の意味が含まれる。

ทำให้ やってあげる、してあげる

เขียนให้ 書いてあげる

ซื้อให้ 買ってあげる

ช่วยเปิดไฟให้หน่อย ちょっと電気をつけてください

ซื้อปากกาให้คุณ あなたにペンを買ってあげる

เขาเขียนให้ฉัน 彼は私に書いてくれた

ผมเอามาให้ 私が持ってきてあげる

ช่วยเขียนให้ผมหน่อย 私に書いてください

ช่วยซื้อให้เขาหน่อย 彼に買ってあげてください

ช่วยดูให้หน่อย

何かのチェックでもする時に

1,(私のために)ちょっと見て下さい

2,(誰か第三者の為に)ちょっと見てあげて下さい

③タイ語では、形容詞と副詞は同じ形だが、 『 ให้ + 形容詞 』 で、形容詞を副詞的に使う。

また、 『 動詞 + ให้ + 形容詞 』 で、形容詞が表わす状態になるように動詞の行為をする。

ให้เรียบร้อย きちんと

ล้างให้สะอาด きれいに洗う

คิดให้รอบคอบ 周到に考える

ตั้งนาฬิกาให้ช้า 時計を遅らせる

ทำให้แห้ง 乾かす

ทำให้เย็น 冷やす

ทำผ้าให้เปียก 布を濡らす

④(人や物に)~させる [ 『 ให้ + (人や物) + 動詞 』 ]

ให้ไป 行かせる

ให้เขาไป 彼に行かせる

ให้มา 来させる

ให้นั่ง 座らせる

ไม่ให้ผมนั่งรถ 私を車に乗せない

ให้ผ่าน 通貨させる、通す

⑤(人や物に)~させようとして…する

『 動詞1 + ให้ + (人や物) + 動詞2 』 で、人や物が動詞2の行為をする [ あるいは、その状態になる ] ように動詞1の行為をする。

อ่านให้ฟัง 読んで聞かせる

รักษาให้หาย 病気を治す

ทำให้เป็นห่วง 心配をかける、心配させる

ทำให้เขาตกใจ 彼を驚かす、びっくりさせる

⑥誰かに何かをさせたいとき [ (人)に~させてください ]

『 ช่วย + ให้ + 人 + 動詞 』 の型で、動詞の表す行為を第三者あるいは自分にさせるように会話の相手に依頼する。

ช่วยให้เขาไป 彼に行かせてください

ช่วยให้ผมเป็นผู้จัดการ 私にマネージャーをやらせて下さい

⑦~が生じる、~をもたらす、~を及ぼす

ให้ผลร้าย 悪影響を及ぼす

[ 関連 ]

ให้เช่า 賃貸しする

บ้านให้เช่า 貸家

ให้ได้ 必ず、絶対、是非

มาให้ได้นะครับ 是非、来てください

ให้ดี きちんと

タイ語の学習って難しいですね

タイ語の勉強を始めて6年が経ちましたが、なかなか難しいものですねぇ。

そこで、自分でも役立ったタイ語に関する資料を掲載します。
わたしはイサーン地方に住んでいるので、イサーン語も勉強中です。
やっぱり地元に密着した言葉を話したほうがみんな喜びますしね。
日本でも、たまに関西弁が流暢な外国人がいたりして、ビックリするやら感心するやらですが、タイ人にとってそんな感じになれたら嬉しいです。